DropBoxを導入してサーバのバックアップを取ってみる。
Posted on 2010/12/31
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バックアップは大事だねー。デモメンドクサイネー。
DropBoxでGUI導入していない、Linuxサーバへの簡単バックアップ環境を作ります。
まず始めにDropBoxをバックアップとして使うメリットは
- バックアップ時間を気にせず、即座に反映される
- バックアップ対象の内容・更新履歴が外部から見れる
- 更新履歴から、過去のファイルへリストアできる
でしょうか。では逆にデメリットは、
- 共有している他の端末からファイルを更新/削除出来、即座に反映される
そもそもの利用目的からすればメリットですが、バックアップに限って言うと誤操作でconfを書き換えたりしてしまう危険があります。 - リソース(特にメモリ)を消費する
手元の環境ではRSSの値で18160、約18Mも消費していました。
と考えています。まぁ、やってみます。
- バックアップ用userを作成する
rootで動かしても良いんですが、スクリプトの修正が必要になるのと危険なので、バックアップ用のuserを作成します。
useradd -m -s /bin/bash dropbox passwd dropbox
/sbin/nologinとしなかったのは、以降に行う認証時にログインする必要があった為です。また、後で起動スクリプトを修正したくないときはユーザのホームを/home下に作っとくと良いです。
- DropBoxのダウンロード
ダウンロードして解凍しておきます。
wget -O dropbox.tar.gz "http://www.dropbox.com/download/?plat=lnx.x86" wget -O dropbox.tar.gz "http://www.dropbox.com/download/?plat=lnx.x86_64" tar -xvzf dropbox.tar.gz
- DropBoxの認証
~/.dropbox-dist/dropboxd This client is not linked to any account... Please visit https://www.dropbox.com/cli_link?host_id=******************* to link this machine. Client successfully linked, Welcome ******!
表示されるlinkにどの端末からでも良いのでアクセスすると、認証が完了します。
.dropbox (認証情報などの設定系)
DropBox(同期データの配置場所)
2つのディレクトリも同時に作成されます。
※sudoでは以下のエラーが出て解決できませんでした。情報求む。
sudo -u dropbox .dropbox-dist/dropboxd Couldn't start Dropbox This is usually because of a permissions error. Errors can also be caused by your home folder being stored on a network share. Get more help at https://www.dropbox.com/help/72
- 起動スクリプト作成
~/.dropbox-dist/dropboxd
上記で同期は行えますが、起動スクリプトを作成します。
公式のサンプルがありますので、ほぼ無修正で動作するずです。
スクリプト内で、/etc/sysconfig/dropbox にある利用するユーザを読み込むので、作成します。
DROPBOX_USERS="dropbox"
起動に問題なければ、自動起動を設定して設定は完了です。
/etc/init.d/dropbox start Starting dropboxd [ OK ] chkconfig dropbox on
とりあえず設定は出来たので次は実際にバックアップを取る方法を考えます。
最後に。この記事を書いている最中にDropBoxが落ちました。
大切なデータは信頼できる場所においたり、対策を採るか気にしないようにしましょう。
では。
最後に。この記事を書いている最中にDropBoxが落ちました。
大切なデータは信頼できる場所においたり、対策を採るか気にしないようにしましょう。
では。